こんにちは、十姉妹のシオコショウの飼い主、レモネフです。今回は放鳥中のシオコショウについて書きます。
「手乗りしない鳥たちは放鳥中何をしているのか。」
→うちの十姉妹たちは、飛んでいます。
4ヶ月前にシオコショウをお迎えして以降、飛行スタイルが変化していってます。今回はその軌跡をここに記録しておきます。
シオコショウがどれくらい飛ぶかを記すにあたって、まずは部屋の間取りを載せますね。
ジュウシマツルームの間取りについて
下図がシオコショウが住んでる部屋の間取りです。リビングと寝室が繋がっている部屋で、鳥ケージは本棚の上にあります。
- 風通しがいい
- 日当たりがいい
- ドアが遠い
- 高さがある
と、テレビが近いということを除き、結構理想的な場所に鳥のすみかがあるのではないかと思います。鳥を寝かしつけたあとはモンハンなどやらないように静かにしています。
はい、こんなお部屋でシオコショウは日々暮らしているわけですね。
十姉妹の飛距離を求めよ
話は戻りますが、シオコショウは放鳥中よく飛んでます。大体1時間くらい放鳥している間は毛づくろいしたり、おもちゃをかじったりする以外の時間を飛行に費やしてます。
兄弟ではないシオとコショウは、もともと暮らしていた環境の違いもあり、飛び方にも個性があったのです。
プロフェッショナルなシオの飛行
シオです、趣味は飛ぶこと。見てくださいこの流線形。いかにも風の抵抗を受けにくそうなフォルムをしています。
華麗に部屋を飛び回るシオを 動く点P(点ピー)とし、動く点Pの軌道を先ほどの間取り図と合体させてみました。前提として、動く点Pは毎秒3m進みます(適当)。
動く点ピー は綺麗な弧を描き元居た場所に戻ってきます。高度も高くて、頻繁に天井に擦ってる音が聞こえます…(大丈夫?)。シオは元から飛行の完成度が高く、このプロフェッショナルな飛行を10回以上繰り返すので、うちでは「ブーメランシオ」と名付けられました。(同居人がパワプロで「ブーメラン☆シオ」という球種を作ったほどです)
めげるな☆コショウの飛行
さて、コショウはどうでしょうか。お迎えした当初は鳥知識が無さすぎで知らなかったのですが、おそらくクリッピングされてます。
クリッピングとは、鳥の飛行力を下げることを目的に風切り羽の一部(場合により全部)を切ることです。クリッピングすることにより鳥の脱走/事故防止や飼い主に依存し懐きやすくなると言われています。
クリッピングはいい面悪い面あると思いますが、飼い主としては「買うとき一応言ってよ〜〜〜」て感じですね。
そんなコショウを動く点Qとし、お迎え当初の軌道を記録しました。
THE落ちるだけ。
高度を保ったまま羽ばたき続けるの、クリッピングの影響もあってか難しいのかな。大体へろへろと本棚に不時着するか鏡に衝突するかなので、飛び立つたびに救出しにいってました。
しかし、ここでめげるコショウではありません。
ここからコショウが意地を見せます。
ど根性コショウの奇跡
優雅に飛ぶシオを毎日見ながらも、コショウは地道な練習を続けました。換羽期はまだ来てないと思うけど、ぱつっと切られた風切り羽も数枚抜けて段階的に飛ぶのがうまくなっていきます(十姉妹って文鳥さんみたいな換羽期あるのか??)。落ちるだけ状態の頃から現段階にいたるまでを3段階に分けてみました。
旋回習得期
飛び立ったら落ちていくだけだったコショウが、飛んで数秒で高度をV字復活させる羽ばたきを覚え、ついにはクルッと旋回することができるようになりました。
ギリギリ元居たケージの上に帰って来れるレベルで、飛距離的にも近場を回るだけです。それでも墜落して帰れないことが格段に減ったので、成長が嬉しい反面腕タクの機会も減り少しさみしいです。
後追い期
それまでシオとコショウはそれぞれのタイミング・ペースで飛んでいました。しかしコショウの飛行が上達してからは、シオが飛び立ったのを見てコショウがワンテンポ遅れて飛び立ち、後をついていくようになりました。
それが6月中旬くらいのことです。
仲良すぎて並走するようになった #十姉妹 pic.twitter.com/26syT9kTMN
— シオコショウ (@jushimatwo) 2020年6月10日
まだまだ飛距離はシオに及びませんが、二羽で飛んだあとテンション高く鳴いているところを見ると飛行を楽しんでいるようです。
この状態が1ヶ月以上続いたので、これでコショウの飛行レベルも成長しきったかな?と思ったところでさらなる進化が待っていました。
利き手ならぬ利き羽?期
シオが飛ぶ向きはいつも反時計回りです。コショウもシオに合わせてたのか、今まで反時計回りで飛んでいましたが、ここにきて時計回りで飛ぶ割合が増えてきました。
コショウの時計回り飛行は飛距離が長く、鋭いスピードがあってまるでシオみたいな飛び方をします。クリッピングが左右非対称なのかどうなのか、鳥によってどっち回りが得意とかあるんですね。
シオとコショウが同時に交差して飛んでいる様はめちゃくちゃかっこいいです。その様が撮れたら今度アップします!
まとめ
最初はシオのように飛べないストレスでコショウがつらくなっちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしていましたが、無事に飛べるようになりました。
シオコショウにとって飛ぶことはすごく大切で楽しいことのようなので、常に安心して飛べる環境を整えます。
読んでくださりありがとうございました!