前記事の続きです。
いざ動物病院へ
シオコショウが車に乗るのは、それぞれお迎えのとき小さいダンボールに入れて連れてこられたとき以来です。車窓を見るのは初めてなので、興味しんしんです。
車の振動が伝わってコショウの具合が悪くなるのが心配なのでずっとケージを持って固定したまま軽く浮かせていました。意味があったのかはわかりませんが腕は確実に疲れました。
車で20分くらいの病院に着き、受付し、待ちました。
鳥たちは緊張で水も飲まずフンもせず。普段臆病なシオが、コショウが近づいたときに勢いよく攻撃していたのでストレスを感じてたんだと思います。
(そのときは必死でよく覚えてないのですが)20〜30分くらい待ち、診察室に呼ばれました。
シオコショウの診察
診察室にシオコショウのケージを持って入りました。お医者さんはけっこう若く、30-40歳くらいに見えます。さすが動物のお医者さん、腕が動物の引っかき傷だらけなのが印象的でした。
今回調子が悪いのはコショウちゃんですね?
(持参した尿を見せる)こんな尿を出してまして。一緒のケージで飼ってるのでまだ確実ではないんですが、コショウが今日しんどそうにしていて、普段出さない声で鳴いている上太っているので肝臓病ではないかと。
なるほどなるほど。
・・・・・・・。
基本的にはね、具合の悪い鳥はこんな風に元気に鳴けないんですよ。
ピー!ピピー!(めちゃくちゃ元気に騒ぐコショウ)
鳴くっていうのは、「オレがここにいるんだ!」っていうアピールですから。どこか内臓が悪かったらぐったりして動かなくなります。半年というこの若さで黄疸っていうのも考えられにくいしね。
じゃあ、どうして尿が黄色いんですか?ほかにも気になるところもあるし・・。
尿が濃縮されてるだけですね。発情期みたいだし興奮して呼吸が荒くなることもある。普段よりも水を飲む量が少なくなるかもしれない。それでも最低限は飲んでるから具合は悪くなってないよね。あと、ここまで元気に羽ばたいてたら一本くらい裏返ることもあります。
ピー!ピピー!(めちゃくちゃ元気に騒ぐコショウ)
そう・・ですか。わかりました。(確かにコショウ元気だな)
というわけで、特に病気になっているわけではないという診断でした。
とりあえず引き続き黄色い尿は観察して、どちらから出てるか明確にしたあと心配なことがあればすぐに尿だけ持って来てくれれば検査しますとのことです。
ちなみに定期検診についてたずねてみたところ、以下のような回答でした。
僕としては、鳥の定期検診はなくてもいいと思います。というのも、鳥にとっては病院に来るため長い時間移動し、待合室でエアコンの風に当てられる方がよっぽどストレスで体に悪いんですよ。特に何も無ければ病院の機会を減らして、具合が悪くなったときだけ急いで来てください。
鳥の定期検診については賛否あると思いますが、ベタ慣れ手乗りの鳥さんならともかく人間に掴まれるのが大嫌いな荒鳥シオコショウにとっては病院の回数は少ない方がいいかもしれません。
少なくとも今回かかったお医者さんは鳥の診察も含め丁寧で本音で話してくれた感じがするので信頼できるかなと思います。
今回の診療費です。
初診の診療費のみで、シオとコショウそれぞれ1,100円ずつでした。
検査してないから安いけど、今回の経験で鳥ちゃんの医療費の積立をしないとなあという気持ちになりました。
のちに
この記事を書くにあたって調べていたら、小鳥のセンター病院さん(http://www.torinobyouki.com/symptom02/)のページに尿が黄色い場合の項目がありました。
一見、尿が黄色く見えますが、尿酸は白です。これは文鳥さんによく見られますが、時間がたつと透明な尿に少し便の色が付くことがあります。しかし、尿酸はそのままの色です。この尿はやや水分は多いのですが、正常になります。
ここに書いてある通り、うちで発見されてる黄色い尿も尿酸は白いので、結局よくあることなんでしょうか。
まとめ
病院に行ってから数日経っていますが、相変わらずシオコショウは超元気です。見てたらやっぱりコショウの尿の水分が黄色いみたいですが、様子を見ながら通常色に戻るのを待ちます。
かわいい愛鳥に病気の可能性があるときってあれもこれも症状なんじゃないかと重ね合わしたり、パニックになってしまうこともあるかと思いますが、次からは鳥が一番楽なように冷静に対処しようと思います。