十姉妹のストレス解消には放鳥を行うと良いでしょう。と飼育ガイドに書いてあったので、シオコショウを飼い初めて一週間のとき、ケージの丸洗いついでに放鳥にチャレンジすることにしました。最初に書いておきますが、放鳥にはかなり苦労することになります。
放鳥チャレンジ1回目
うちの間取りは2部屋が繋がっていて結構広い空間になってます。そこに初めてケージの外に出る十姉妹ちゃんたちを放り出すのは不安だったので家の中で一番狭い空間、トイレで放鳥してみることにしました。どれくらいフンするかもわからなかったのでトイレの蓋を閉めて新聞紙を敷きまくって挑みました。
結果、シオコショウ大パニック
まずケージからまったく出てくれず、中に手を入れてやっと出たと思えばシオは飛び回って大暴れのあと墜落。コショウはすみっこでひたすらじっとして動けないようでした(その後音もなくトイレから脱走し洗濯機のうしろでじっとしてました)。洗い終わったケージごと鳥たちを迎えに行き、やっと安心する十姉妹ズ。
ストレス解消って言うけど、これ最大のストレスなんじゃないの?と思った初めての放鳥でした。
放鳥チャレンジ2回目
前回、鳥なのに可哀想なほど外が嫌いなことが判明したシオとコショウですが、たまにはケージを丸洗いしないと不衛生なのでまた放鳥する機会がやってきました。
トイレは十姉妹たちにとって普段見慣れない場所だったからパニックになったのかな?と今回はシオコショウを飼っているリビングで放鳥することにしました。とはいえ前みたいに各々遠いところに隠れてしまったら見つけられない恐れがあったので、ダイニングテーブルの下にケージを置いて、板やソファでそっと囲み小さい空間を作りました。
そこでケージを開けて自ら出てくるのを待ちましたが、全く出てこず。。
外に出そうと手を入れても飛び回ったあと無限にパーチに止まってしまうため、結局ケージを分解し、おうちがなくなる状態になりました。
1回目もそうでしたが、十姉妹がお尻を床にぺったり付けて座り込んでしまうの、腰を抜かしてるんでしょうか。
しばらくすると、シオが飛び始めてキッチンに着地。ほえーって感じの顔でずっと周りを見回しています。結構落ち着いてる感じ?(腰は抜かしてるけど)
コショウが不安を訴える感じにビービービービー鳴いて、最終的にはコショウも飛んでキッチンに集合しました。
ここらで同居人がケージを洗い終わったので放鳥はおしまい。ケージを近づけるとスムーズに入っていくので戻すのはすごく楽です。おつかれシオコショウ。30分の放鳥で総合4フン(糞)くらいです、目安にしてください。
放鳥2回目が終わったあたりで、飛んで部屋を自由に見学することを覚えたのでもしかしたら外嫌いの十姉妹も放鳥に徐々に慣れるのかな?と思い始めました。
放鳥3回目以降
とにかく放鳥に慣らそうということで、ケージ丸洗いの用事がなくても、ケージの蓋を開けて遠くから様子を見守ることにしました。
すると、おそるおそる出てくるシオとコショウ!
20分くらいこの蓋の上でまわりを見回し、ちょっとまわりを飛んではケージに戻ってくるみたいなことをしてました。恐怖に駆られて飛んでるわけではない、初めての自主的な飛行だったので感動しました。これが放鳥か。
その後毎日ちょっとずつ放鳥を行い、ケージの蓋を開けるだけですぐに出てくるようになりました。行動範囲はだいたいケージの上とか、ケージのまわりを何周かして戻ってくるとかあまり遠出はしないです。
十姉妹は飛ぶのが下手な鳥だそうで、たしかにちょっと遠目に飛んだだけで途中で体力がなくなってくるのかだんだん高度が下がって墜落してしまいます。変なところに着地してケージごと持って救出に行くこともあります。
これはタオルかけですが、こういう止まり木っぽいところにはよく着地するイメージです。ノートパソコンの上とか。
まとめ
はじめはあんなに外が嫌いなシオコショウでしたが、毎日ちょっとずつ放鳥の時間を設けることで、鳥たちが満足する分だけ放鳥を楽しめるようになりました。不安だった帰ってこないなんてこともなく、疲れたらすぐケージに戻ってくるので大体20分くらいで放鳥は終わります。
まだ放鳥に慣れてない十姉妹さんは、最初はケージを開けて遠目に観察するのがいいかと思います。帰れなくなったら救出してあげれる距離感がおすすめです。